バブル再び

最近読み始めた本。「バブル再び」。2022年2月に刊行したばかりなのでこれからの将来を見据えた内容が書かれている書籍である。コロナ禍、ウクライナ情勢、気をもむ話題を挙げればきりがないこの時代。そして世の中が凄まじく変化する時代。暗いニュースが日々を覆い尽くしているのを尻目に、あのバブル時代のようなことがまた訪れると言うキャッチーなタイトルではあるが本当なのだろうか。

コロナの影響をモロに受けた業界、職種がたくさんある中、大規模な金融緩和政策をうちだし、景気回復に躍起となってはや2年を過ぎました。連日のニュースのトップはため息をついてもついても足りないくらいの話題を提供してくれています。それに加えてウクライナ。平和が当たり前の時代を過ごしてきた私達にとってまさに想像を超えることが行く末の不安を掻き立ててくれている。このような世の中になると思っていた人は一体どのくらいいるでしょうか。

歴史は繰り返すという。ならば未来の行く末は既に決まっているレールに乗っかっているのかもしれません。レールの先にある未来が時間軸を経ることで現在となり、あっという間に過去として過ぎ去るならば教えてほしい。これから起こることを。

経済対策としての金融緩和は、世の中にたくさんのマネーをつぎ込みました。世の中にマネーが増えるとインフレになると私たちは学校で学びました。またバブルはいずれはじけることも経験的に知っています。ならば今の状況やこれから起こることはまさに教科書通りのことが起こるのは必然と思えてきます。ところが世の中の情勢はそう簡単には答えを出してくれそうにありません。いわゆるMMT理論が脚光を浴びつつ、経済的議論が真っ向と対立する図が見受けられます。その答えが導き出されるのはそう遠くない将来であると感じます。

いずれにしてもこれから起こることを予想するとすれば金融に関する経済的危機、ウクライナ情勢を憂慮しつつ日本を取り巻く平和的危機、南海トラフ巨大地震による災害危機等など。私たちは多くの危機に対して備えなければなりません。危機が現実的なものになった時、「もっと備えておけば良かった」ときっと考えるでしょう。でも今、何に対して備えておけばいいのでしょうか。優先順位は?備える程度に正解は?もちろん自分でできることは微々たる事ですが。これからの見えないレールに思いをはせながらこの本をめくってみることにしてみます。

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