サーモグラフィ
赤外線サーモグラフィ
インスペクションツールをご紹介します。
今回は赤外線診断サーモグラフィです。
当方で使用しているサーモグラフィは
フリアー社E8-XT Wi-Fi 76800画素。
主に雨漏り診断に使用します。
表面の微妙な温度差を測定できるこのツール。
雨漏り部分は水分の気化熱や熱容量の
影響を受けて温度が下がります。
その温度変化を画像として示します。
住宅に関するトラブル相談、
一番多いのが雨漏れ、そして
ひび割れです。
その雨漏れの原因究明は意外と大変です。
赤外線サーモグラフィE8-XT
赤外線サーモグラフィを利用することで
比較的容易に雨漏れ場所を
特定することが出来ます。
小屋裏のインスペクション状況。
こちらのお家には雨漏れはありません。
例えば足場をかけないと届かない部分には
特に赤外線サーモグラフィが活躍します。
費用の節約、時間の短縮にも繋がります。
また、雨漏れ診断だけでなく、建物の断熱の
状況、特に冷気の侵入による温度変化も
見逃しません。
「日頃見えないものを可視化する」
便利なアイテムです。
壁の中の柱や筋交いも可視化出来ます。
もちろん赤外線サーモグラフィが
万能な訳ではありません。
実際に水をかけてみる散水試験や
その他の方法を並行することが
必要な場合もあります。
また、赤外線サーモグラフィの
特性を理解したり、
正しく利用することで
充分な診断ができることになります。
赤外線建物診断技能師研修などを通じて
必要な知識、技術の研鑽に努めております。